熱気球で空を散歩してみませんか?
はじめに
Westfarland PC Clubでは、日本語プログラミング言語「なでしこ3」を学びながら、ブラウザ上で遊ぶことができるゲームの作成を目指しています。
「なでしこ3」は画像ファイルの扱いが難しく、グラフィックエディタ等で作成したキャラクタをゲームに登場させることができませんでした。そこで、四角・円・楕円・多角形などの描画命令を組み合わせて、キャラクタを描画するプログラムを作成することから初めて、そのキャラクタを任意の大きさで任意の位置に表示することができるように関数化し、その関数を組み込むことで、ゲームにそのキャラクタを登場させることができるようにしました。
「ふわり熱気球」に登場する熱気球とバーナー操作盤はそうした手法を使っています。それ以外にも、鳥やヘリコプター、地上の木や花や建物等が登場しますが、それらは絵文字を使用しています。本当はすべてのキャラクタを関数化したいところですが、描画命令の組み合わせでデザインすることは困難であり、断念しました。
絵文字は機種やOSに依存しますので、例えば、WindowsとiOSとでは異なるデザインになることが多く、キャラクタの大きさや位置が違ってきてしまいます。そのため、Windows以外のOSでは、横スクロールが乱れることがあります。ご容赦ください。
「ふわり熱気球」の遊び方
● ゲームの目的
熱気球に乗って、のんびり空の旅を楽しみましょう。しかし、目的もなくただ飛んでいるだけではつまらないので、5つの「ミッション」に挑戦してください。最初のミッションは、とにかく500メートル以上飛行することです。と言っても、バーナーの火力を調整して、気球の高度をうまくコントロールするのには練習が必要です。ミッション1でそのコツをつかんでくださいね。
ミッション2からは、安全に着地することが求められます。落下する速さ(鉛直下向きの速さ)が大きすぎると、墜落とみなされてしまいます。ミッション2で安全に着地するコツをつかんでください。
● 気球の操縦方法
このゲームの世界では、常に右向きに一定の風が吹いています。気球は、建物や木々の高さよりも高く上昇すると、風にのって一定の速さで右向きに進みます。ですから、上昇させたり下降させたりすることで、気球を操縦することになります。気球を上昇させたり下降させたりするためには、バーナーの火力を調整する必要があります。バーナーには3つのボタンからなる操作盤があり、そのボタンを押すことで火力の強弱をコントロールします。操作盤は、ゲーム画面の左下に表示されます。左から、弱・中・強のボタンです。つまり、火力の調整は、この三段階のどれかを選ぶということになります。各ボタンは、クリックまたはタップすることで押すことができます。
左の弱ボタンを押すと、弱い火力になり、気球は下に加速します。 中央の中ボタンを押すと、ほどよい火力になり、気球は等速になります。 右の強ボタンを押すと、強い火力になり、気球は上に加速します。 |
● ミッションを成功させるためには
気球の高度をうまくコントロールすることが最も大切です。火力が「中」のとき、気球は一定の速さで上昇または下降します。「強」や「弱」の状態はごく短時間にして、すぐに「中」に戻しましょう。鉛直方向の速さを小さく保つことができ、コントロールしやすくなります。鳥やヘリコプター等に接触すると、気球は落下しはじめます。そのままでは墜落してしまいますが、あわてずに「強」ボタンを押しましょう。墜落を回避することも可能です。ただ、ヘリコプターが相手の時は、下向きに強く加速されるので、高度が低いと墜落を回避することは困難です。高度をうまく変更して、接触しないようにした方がいいでしょう。
燃料は、はじめ5000ミリリットルありますが、どんどん減っていきます。燃料の消費量は、火力が「小」のときを1とすると、「中」のときは3、「強」のときは9となります。燃料が0になると、気球は墜落してしまいます。ミッション4までは燃料不足になることはまずありませんが、ミッション5では燃料ギリギリまで飛行することが求められます。残りの燃料をチェックしながら、着地のタイミングをはかる必要があります。
「ふわり熱気球」で遊ぶ
左の気球のボタンをクリックまたはタップすると、別ウィンドウが開いて、「ふわり熱気球」で実際に遊ぶことができます。ぜひ、5つのミッションに挑戦してみてください! |
Windowsを搭載したパソコンにインストールしてオフラインで遊ぶことができる別バージョンのプログラムもあります。こちらからダウンロードすることができます。興味のある方はご利用ください。